DS事例その8

事例⑧ 補助案内標識の効果検証

[出典]川口宗良(神戸大学大学院)、吉井稔雄(京都大学大学院)、大口敬(東京都立大学大学院)、松平 健(有限会社PJI)、「ドライビングシミュレータ実験による目印標識の違いによって異なる車両運転挙動の比較分析」,第23回交通工学研究発表会・論文報告集,2003.11

この論文では、交差点の信号機に設置されている案内標識に新たな補助標識を設置することを提案し、その場合におけるドライバーの運転挙動に与える効果について、ドライビングシミュレータを用いて検討しています。

実験では、既存の名称標識に3種類の補助標識(「色のみ」「色図形」「図形のみ」)を設置して道案内を行った時の効果について、20台前半の男女9名の被験者を実験対象として、従来方式と比較した実験をおこない、交差点での右折時における交差点接近時のウィンカー開始地点や右折・直進時における交差点手前から停止線までの速度変化などを調べることにより「標識の読み取りやすさ」が運転挙動に与える影響を分析しています。

その結果、提案する補助標識を表示した場合には、交差点での安全性・円滑性への寄与に影響を与える内容として、交差点接近時の急減速や低速走行が減少するとの結果が得られています。