- 交差点の交通流模擬
- 東京都中央区東銀座の三原橋交差点における交通流を模擬した結果についてお知らせいたします。
平日の午後1時より1時間、交差点交通流入量、平均走行速度、信号現示パターンならびに歩行者の平均出現頻度を測定し、それらのデータを用いてシミュレーションを実行しました。モデル化した道路・交通流は、下図において点線で囲まれた部分です。シミュレーション結果から、下図の地点Aから、地点B、地点C、地点Dに到達するまでの時間を算出し、その分布を頻度データとしてまとめました。

図8 三原橋交差点の見取り図
これら到達時間分布のデータは、交差点交通流入量や平均走行速度だけから決まるものではなく、交差点内での車両(ドライバ)同士あるいはドライバと歩行者との相互作用の結果として定まるものです。したがって、これらのデータが実交通におけるデータと一致していれば、交差点内での車両挙動を適正に再現できているといえます。
図4に、シミュレーションによる到達時間分布と実交通での到達時間分布を示します。なお、実交通では、以下の理由で到達時間分布にバラつきが生じます。左折では歩行者を待って左折するため、直進では先の銀座四丁目交差点の信号待ちによる渋滞のために、そして右折では右折待ちをする必要があるために到達時間分布にバラつきが生じます。

図9 シミュレーション結果
上図に示しますように、ASSTranseによる到達時間分布は、実交通における到達時間分布と良く類似しています。このことから、ASSTranseは、交差点内での車一台一台の挙動を、かなり高い精度で再現できます。


