- ドライバ・エージェント・モデルの精緻化
- ドライバ・エージェントのモデルの中には、いくつか設定しなければならないパラメータがあります。 その設定にあたっては、これまで公表されている実験データを最大限に活用します。 しかし、入手不可能なデータなどが出てきた場合は、ドライビング・シミュレータを用いた実験によって、ドライバ・エージェント・モデルのパラメータを決定します。
また、交通事故対策の効果予測においては、実施する交通安全施策によってドライバの行動が変化すると考えられますので、これを的確に捉えてシミュレーションに反映する事が確度の高い効果予測を行うために必要となります。 このためにも、ドライビング・シミュレータを用いた実験を行うことは非常に有用です。
ASTJは、可動ベース・ドライビング・シミュレータを所有しており、ドライバ・エージェント・モデルの精緻化に努めております。

図10 ASTJのドライビングシミュレータ
- ドライビング・シミュレータとの接続
- ASTJでは、ASSTranseとドライビング・シミュレータを接続する技術も開発しています。つまり、図11に示すように、ASSTranseの中の1台の車両を、ドライビング・シミュレータに搭乗しているドライバが操作できます。

図11 ASSTraseとドライビング・シミュレータとの接続
これまでのドライビング・シミュレータでは、自車以外の車両は、予め定められたシナリオに従って動くものがほとんどでしたが、ASSTranseと組み合わせることで、ドライバは実際の交通流と同じインタラクティブな環境下で車両を運転することになります。この技術によって、実環境下に近い条件で実験や運転教習を行うことができるなど、多くのことが可能になります。


